地方独立行政法人りんくう総合医療センター

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リハビリテーションセンター

がんリハビリテーション

概要

がんリハビリテーション資格取得者:リハスタッフ100%(PT:25/25名、OT:12/12名、ST:7/7名)当院のがんリハビリテーションにおいて専門的な講習会を受けたスタッフが100%に到達しました。医師から処方される件数も各がん拠点病院と比較して症例経験値は増加傾向です


手術を受けられる患者様

手術前~手術後までの適切なリハビリテーションを提供し、合併症予防に努めて早期退院することを目指します。

今までは、入院治療中・手術後に動けなくなった場合や合併症が生じた場合のリハビリ開始が一般的でした。現在では、手術前から体力強化を図って合併症を予防するリハビリが推奨されています。

当院では、手術後に生じやすい起こりやすい合併症に対して手術前からリハビリを行っています。

手術前のリハビリ内容

当院では合併症予防のため、外来受付、iPad、または病院のホームページにて手術前に動画を利用した運動指導を行っています。特に外来受付(Bブロック)のテレビでは一日中繰り返し放送しております。

また、同様の内容をまとめたパンフレットも手術説明の際に主治医から配布しています。

  • 筋力強化:スクワット、お尻上げ運動
  • 呼吸練習:口すぼめ呼吸、深呼吸
  • 嚥下練習:おでこ体操、のど体操

手術後のリハビリ内容

手術後は、特に傷の痛みや麻酔等の影響で気分不良が生じやすくなります。リハビリでは、少しでも楽に動ける方法を伝えて早期から離床を行うようすすめています。

退院後のリハビリ内容

退院後は、手術後に低下した筋力や持久力を改善するよう有酸素運動、筋力強化運動を指導しています。

化学療法・放射線療法

抗がん剤による副作用には様々な種類があり、現れる症状も時期によって異なります。それらの合併症や全身状態に合わせて運動を実施します。

さらにクリーンルーム・無菌管理室では部屋内でしか動くことができないため、より運動量が少なくなります。治療が終わったときに筋力や持久力が低下してすぐに退院できない方がないように、運動を実施します。


リハビリでは、身体的、精神的な状態に応じた対応を行い、心身ともに健康に過ごせるようサポートします。

緩和療法

緩和ケアの考え方は従来と比べるとかなり変化しており、最近はがんと診断されてから同時に緩和ケアも始まるという考え方になっています。患者さんの痛みや苦痛な症状、不安などの身体的・精神的苦痛をやわらげ、その人らしい生活が送れるように多職種と連携する緩和ケアサポートチームと協力しながら、その人にあったリハビリテーションを提供します。

チーム活動

カンファレンスや委員会に参加して、医師の治療内容や患者の状態、病棟間の連携などを検討して、より良いリハビリが提供できるように相談しています。
<参加しているカンファレンス>
 毎週(部門):リハビリ部長回診、がんチーム内ミーティング
 毎週(病棟):血液内科カンファレンス、緩和ケアサポートチーム
 毎月(病院):がん治療検討委員会、周術期口腔・呼吸ワーキンググループ

<リンク>
 がん治療センター
 全身麻酔で手術を受けられる方へ

外来診療受付時間

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