2021年6月3日 全般
COVID-19パンデミックの中、中等症・重症病床が逼迫し中等症で入院されても急速に重症化する患者の増加と、転室・転棟が頻回に昼夜問わず行われていた4月から5月上旬、皆の心が折れそうになっていた頃、大阪府が日本全国に看護師の応援要請をかけ手あげをしてくれた施設から、大阪府の重症センターとそれ以外の施設に派遣応援看護師の配置をすると声をかけていただきました。
受け入れが初めての事で戸惑いがありましたが、理事長・院長の後押しと事務局の大きな支援と各部署の気持ちが一つとなり、受け入れ準備を整えました。
派遣の方々は、遠方から全く環境の違う施設で勤務することやコロナの患者対応をすることに感染の恐怖感もあったと思いますが、躊躇することなく大きな使命感を持って当センターに来ていただきました。
派遣の中のお一人からは、「患者さんの命を救うというハートは一緒」という言葉をいただき、本当に嬉しく一緒に勤務することで刺激や励みにもなりました。
また、慣れない環境下での沢山の業務に「できない」という言葉はなく、なんでも積極的にしていただき、その姿勢にスタッフは救われた気持ちとまた頑張ろうという気持ちを持たせてもらい本当に感謝しています。
困難な状況下だからこそ、相手の事を考え助け合いの気持ちというものが大切なんだと改めて感じました。
この派遣体制は、5月7日の連休明けからスタートし、6月末までの予定です。
水府病院(茨城県)から応援の2名 |
広島記念病院、廣島総合病院から応援の2名 |
来ていただいた方々の施設 | ||
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国家公務員共済組合連合会 | 水府病院(茨城県) | 5月:2名、6月:1名 |
国家公務員共済組合連合会 | 広島記念病院(広島県) | 5月:1名、6月:1名 |
広島県厚生農業協同組合連合会 | 廣島総合病院(広島県) | 5月:1名 |
北海道厚生農業協同組合 | 旭川厚生病院(北海道) | 5月:5名 |
国家公務員共済組合連合会 | 北陸病院(石川県) | 6月:1名 |
富山県厚生農業協同組合連合会 | 滑川病院(富山県) | 6月:1名 |
国家公務員共済組合連合会 | 新小倉病院(福岡県) | 6月:1名(1ヶ月間) |
文責:看護局長 鈴木千晶