地方独立行政法人りんくう総合医療センター

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血液内科

基本情報

診療内容と特色

血液内科は大阪大学血液・腫瘍内科学教室の関連病院として大学等と連携を取りながら診療を行いつつも、泉州地域の血液疾患の患者さんすべてが、当院で治療が完結できることを目指しております。

現在は常勤医師として日本血液学会血液専門医4名(日本造血・免疫細胞療法学会認定医3名)、レジデント1名の合計5名で積極的に診療を行っております。

疾患によりますがAYA世代(思春期若年世代)の患者様の診療も行っております。

外来診療

2022年度の外来新規受診患者280名と広く患者様の受け入れを行っております。
外来部門では貧血・血小板・白血球といった血球の異常やリンパ節腫脹などに対する精密検査・診断・治療を行っています。できるだけこれまでの日常生活を継続していただくために患者様の生活の質を重視して、外来での輸血療法や悪性腫瘍に対しても化学療法室と連携した外来化学療法を行っています。

入院診療

8階山側病棟に無菌病床11床を有し、常時20-30名の患者様の診療に当たっています。
2022年8月には新規にクラス100 (ISO Class5)の無菌病床を新設し、増加傾向にある同種造血幹細胞移植に対応することができるようになりました。
2022年度は延べ312名に入院診療を行いました。
入院中は患者様一人ひとりについて看護師、薬剤師、理学療法士、血液検査技師も交えたカンファレンスを毎週行っています。血液疾患の病状のほか全身状態や患者さんのお気持ちに沿った治療を心がけています。

造血幹細胞移植ならびに免疫細胞療法(CAR-T療法)

当科は大阪南部では近畿大学(狭山市)、府中病院(和泉市)とならび非血縁者間骨髄・末梢血幹細胞移植・さい帯血移植が受けられる日本造血・免疫細胞療法学会の認定診療科となっています。
2020年には15例(同種移植11例、自家移植4例)、2021年には13例(同種移植8例、自家移植5例)、2022年は16例(同種移植12例、自家移植4例)の造血幹細胞移植をおこなっています。同種移植可能なクラス100の無菌病床が1床であったため、移植を待てない患者さんを他院に紹介してきましたが、2022年8月に新たにクラス100の無菌病床を新設し、迅速な移植対応ができる体制を整えています。難治性の血液悪性腫瘍に対して非血縁ドナー、臍帯血ドナー、HLA半合致血縁ドナー(PTCyおよびlow-dose ATG)からの造血幹細胞移植を積極的に行い患者様の予後の改善を目指します。
さらに大阪府では大学病院以外では大阪国際がんセンターと大阪赤十字病院しか施行できない、CAR-T療法という免疫細胞療法が施行可能な施設として2023年10月に認定されました。これにより当施設で先端医療ができるようになり、再発・難治性悪性リンパ腫の患者さんの予後改善が期待できるようになりました

外来診療受付時間

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