肺腫瘍内科
基本情報
- 外来診察予定表は「Cブロック(内科)」ページをご覧ください。
診療内容と特色
ここ数年で進行期肺がんに対する化学療法は急速に進歩し、従来からの細胞障害性抗がん剤に加えて、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などが一般臨床でも多く用いられるようになってきました。肺がんの重要なドライバー遺伝子(=がんの発生、増殖の原因とされる遺伝子)であるEGFR,ALK,ROS1、BRAFに加えMET,RETの解析も進み、また免疫チェックポイント阻害剤では腫瘍組織のPD-L1発現をみることで、個々の患者さんに効果の高い治療薬を投与することが期待されています。
上記を単剤で、もしくは組み合わせることでより高い効果を狙う臨床試験も多く行われており、さらに標準治療はさまざまな形で変わってゆくことが期待されています。
しかし、期待される効果以外にも予想困難な副作用や、病状への大きな負担が問題となる症例もあります。画像検査、病理検査、血液などの検査結果を理解し、病状に合わせた治療選択がさらに重要となってきました。
当科では適切な治療を選択できるよう、通常の診療に加えセカンドオピニオンをお受けいただくことが可能です。火曜日午後と木曜日午前は森山、第2木曜日午前には関西医大枚方病院、呼吸器腫瘍科教授の倉田医師が外来を担当しております。
肺癌と診断を受けた方、治療中の方でセカンドオピニオン希望の方は、主治医の先生とご相談の上、当院へご相談ください。診察予約と受診前に画像と情報提供書が必要となります。
また、がん治療中の症状緩和も緩和外来(月曜日、午後)にておこなっております。
当科では大阪府の成人病検診に参加しており、泉佐野市をはじめ泉州地区4地区の住民健診の胸部2次検診を施行。呼吸器疾患の早期発見・早期予防に取り組んでいます。
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