地方独立行政法人りんくう総合医療センター

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整形外科

基本情報

概要

りんくう総合医療センター整形外科は昭和38年に開設されました。

当科では平成24年4月より一部スタッフの交代に伴い、従来から力を入れておりました人工関節も含めて整形外科全般にわたり高度な医療を提供すべく体制を整えました。南大阪・泉州地区における拠点整形外科として、大阪大学整形外科との密接な連携の元、周辺地域から頼られる整形外科でありたいと考え、診療を続けています。

脊椎センター(担当:金澤)

脊椎センターでは、腰部脊柱管狭窄症、頸椎症性脊髄症、脊椎後縦靱帯骨化症、胸椎疾患などに対して積極的に外科治療を行って早期社会復帰させることを治療目標としています。

頚椎症性脊髄症に対して多椎間病変では、主に片開き式の椎弓形成術、単椎間例では顕微鏡下前方除圧固定術を行っています。不安定性のあるものや後弯変形の矯正が必要な例には、頚椎椎弓根スクリューを用いたインスツルメンテーションを併用しています。 上位頚椎手術も積極的に行っており、例えば環軸関節亜脱臼(特に関節リウマチ)、転移性上位頚椎腫瘍などには各種の後方固定術、後頭骨―頚椎間固定術や環椎外側塊スクリューあるいは椎弓根スクリュー使用による再建術を行っています。

腰部脊柱管狭窄症に対しては、開窓術・椎弓切除術を行い、腰部筋肉の侵襲を最小限としています。また不安定性を伴ったすべり症や変性側弯症の症例には、PLIF(後方進入腰椎椎体間固定術)やTLIF(経椎間孔進入椎体間固定術)など脊椎インスツルメンテーションによる固定術を行っています。腰椎椎間板ヘルニアにおいては、基本は保存療法ですが硬膜外ブロックや神経根ブロックが無効で日常生活障害が顕著な例には、小皮切による(顕微鏡下)ヘルニア摘出術や可能な症例には内視鏡下椎間板摘出術も積極的に行っています。

転移性脊椎腫瘍や脊椎損傷なども可能なかぎり手術治療をはじめとして最良の治療を患者さんに提供できるように心がけております。

術後は、頚椎、腰椎ともに翌日にドレーンを抜去し早期離床を許可しています。除圧のみの症例では術後約2週で、固定術を併用した症例でも2-3週間で退院可能となっています。もちろん麻痺の程度によっては1-2ヶ月のリハビリを行うこともあります。

当院脊椎外科クリニックでは、より安全かつ円滑に低侵襲手術を心がけております。その他にも、地域の近隣病院と連携しつつ、あらゆる脊椎疾患に対応いたします。

人工関節センター(担当:澤田)

人工関節センターでは、股関節・膝関節を中心に従来から定評のある人工関節システム・ナビゲーションシステムを用い、人工股関節では貯血式自己血輸血及び回収式自己血輸血を併用した、出来るだけ同種血輸血を避ける手術を実現しています。

また手術時は必ずヘルメット付きの宇宙服(感染予防用手術服)を装着し、可能な限りクリーンルームを使用し万全の感染対策を行っています。

詳細は「人工関節センター」ページをご覧ください。

外来完全予約制導入について

当院整形外科では、これまで以上に地域医療機関との「機能分化」と「連携」を図っていきたいと考えております。 具体的には、プライマリー診療を地域医療機関におまかせし、当院では紹介患者様を中心に診療を行ない、手術等を中心とした急性期の入院診療に力を入れていきたいと考えております。

つきましては、平成25年1月から、整形外科外来完全予約制を導入しました。 原則、初診の患者様はかかりつけ医等からの紹介状を持参の上、ご来院ください。

(※紹介状を持参される場合についても、紹介元医療機関から地域医療連携室を通した予約の取得にご協力ください。予約のある紹介患者様を優先して診療いたします。)

初診予約取得連絡先

予約センター(072 – 469 – 3111(代)まで)

対応時間

平日、月曜日~金曜日 14001600
の時間帯にお問い合わせください。

外来診療受付時間

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