小児科 専攻医募集
診療科の特徴
当センター小児科は、NICUを中心とした周産期医療をメインとして、小児一般診療(外来・入院)、夜間休日小児救急を行い、小児保健分野として予防接種、近隣の市・町に出向いての乳幼児健診(4ヶ月健診、1歳半健診)を行っています。
取得できる資格
後期研修期間3年間のうち、基幹病院(大阪大学医学部小児科)で6~12ヶ月の研修を行い、残る期間を当センターで研修を行います。
これによって小児科専門医受験資格を獲得できます。
小児科専門医取得後は、さらに3年間当センターに勤務することで、いわゆるsubspecialityとしての周産期専門医(新生児)の受験資格を獲得できます。
研修内容・特徴
小児科の新専門医制度に関しては、平成29年度より小児科学会認定のプログラム制で行うことが決まりました。 当センター小児科は、その基幹病院である大阪大学医学部小児科の関連病院として、専攻医の後期研修を指導していくこととなります。
- 一般小児科臨床
- 気管支喘息や肺炎など、急性疾患での入院治療が中心です。 急性白血病などの悪性腫瘍性疾患や、心身症(起立性調節障害は除く)は診療対象外で、 専門病院を紹介しています。 一般外来は、午前診は2診もしくは3診を週1~2回担当し、小児科特有の疾患、たとえば川崎病や水痘などを経験できます。 午後診は予約外来で、週1回、慢性疾患、たとえば気管支喘息や成長障害などのフォローを主治医として行っていただきます。
- 習得技能:一般的な採血、点滴、レントゲン読影、超音波検査、腰椎穿刺、吸入療法など
- 小児救急
- 泉州二次医療圏の輪番制夜間休日小児救急に当院も参加しています。 大部分の小児救急患者は一次救急の疾患で、入院治療を要する二次救急患者は約3%です。 その他、院外での小児救急として、泉州北部小児初期救急広域センター(岸和田市)、泉州南部初期急病センター(泉佐野市)へも出務しています。
- 習得技能:高圧浣腸整復術、ヘルニア整復、止痙法など
- 周産期医療
- NICUでの早期産児や疾病新生児の診療が中心です。 出生体重1500g未満の極低出生体重児が年間20~30例、そのうち出生体重1000g未満の超低出生体重児は年間5~10例診ることができます。 産科の病棟には正常新生児がいますので、その子たちの新生児診察や退院診察、育児指導などを行います。外来では、1ヵ月健診も担当していただきます。
- 習得技能:気管内挿管、中心静脈輸液路確保、胸腔穿刺、腹腔穿刺、腰椎穿刺、超音波検査、経十二指腸栄養法など
- 海外NICU研修
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北米で最大規模のNICU、マイアミ大学小児科学教室新生児部門(Bancalari教授)に 2週間のNICU見学研修(費用公費扱い)を行っています。
2019年度は上山先生が参加しました! - 海外研修
- 小児保健
- 当センター出生児を対象に、予防接種(BCGを除く定期・任意接種)を行っています。重症化予防にかなり有効です。その他、RSウイルス感染症予防として、該当児にシナジスの接種も行っています。 院内で1ヶ月健診を行い、院外では、近隣2市(泉佐野市、泉南市)2町(熊取町、田尻町)での4ヶ月健診、泉南市の1歳半健診に出務しています。経過観察の必要な児に対しては、2市2町による合同二次健診を実施しています。
- 習得技能:皮下注射、健診診察法
指導体制
後期研修の期間中、専攻医1名に対して小児科専門医1名が指導医として付きます。研修開始後6ヶ月以上経過した時点で、基本的に独り立ちとなりますが、小児科全体としての指導は継続して行って行きます。
スタッフ
小児科スタッフについては、下記をご覧ください。問い合わせ先
問い合わせ先 |
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りんくう総合医療センター 小児科 山本 昌周 (周産期センター新生児医療センター長兼小児科部長)
りんくう総合医療センター
TEL:072-469-3111(代表) |
募集要項
- 「専攻医募集要項」ページをご覧ください。